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2020年06月16日(火) 
①西アジアでは、イラン高原でゾロアスター教の興る以前から、ミトラ多神教など様々な神々がイラン系アーリアの間で信仰されていた。世界最古のミトラ教は、ゾロアスター教、ギリシャ教、仏教、キリスト教、中央アジアで救済を説いた弥勒信仰などに多大な影響を及ぼしてきた。
その一つ、頭に角を生やした太陽(光明)神の女神ミトラ(ミスラ)を祀る密儀宗教は、人気が高く、アケメネス朝ペルシャ帝国(前五五〇~前三三〇年)時代に小アジアまで広がっていた。契約や救済を重んじたこの女神が牛頭天王や仏陀ゴータマとどう関係するのか知っておこう。
②前一六〇〇年頃~前六〇〇年頃にかけて、ミトラ教などアーリア系多神教を足掛かりにして、ゾロアスター(ザラスシュトラ)がアフラ・マズダーのみを信奉する新宗教を創設した。これがゾロアスター教(マズダー教、拝火教)と呼ばれる世界最古の一神教で、教義として善悪の二元論に基づく善の優位と勝利を説き、善すなわち光の象徴としての聖火を尊んできた。
サーサーン朝ペルシャ時代には、国教化されて帝国内はおろか中央アジア・中国まで広まった。
同じ時期、ミトラ教はローマをはじめとする地中海世界に伝わり、互いに影響を及ぼしあった。
前三三二年に古代オリエント世界を統一したギリシャ系アレキサンダー大王は、エジプトを併合していたペルシャ帝国からエジプトを解放し、ファラオとして認められると、エジプトの太陽神で頭に羊の角を生やしたアメン神(ゼウスと同一視される神)の聖地に足を運び、そこで自身がアメン神の児であるという神託を得た。このことから、彼も羊の角を生やした兜をかぶっていたという。
この百年後、ペルシャに興ったパルティア国(前三~三世紀)では宗教に寛容だったことで、ゾロアスター教、部派仏教上座部に属する説一切有部、ミトラ教が入り混じって流行っていた。
前一世紀~四世紀、ミトラ教はミトラス教として地中海世界に伝わると、太陽神ミトラはローマ帝国の守護神となり、冬至の12月25日が太陽神の誕生日として盛大に祝福されてきた
やがて、キリスト教がミトラス教にかわって公認されると、この日は、キリスト教がミトラス教に勝利した証として、イエスの降誕日クリスマス(本来は1月6日?)に擦り換えられた。
③牛頭の由来は、頭に角を生やした太陽神の女神、ミトラ神にあるらしい。その風貌は仏教だけでなく、ギリシャ教や中国神話に取り込まれ、天竺では牛の角を生やした牛頭天王と呼ばれた。
天竺での牛頭天王は、釈迦の生誕地にちなむ祇園精舎(天竺コーサラ国の首都舎衛城、後にマガダ国に併呑された)の守護神とされてきた。
中国の陰陽道では天道神と同一視され、道教では神話に登場する牛頭の兵主神、一説では蚩尤と関係していると見なす向きもいる。
④日本における牛頭天王は、祇園精舎の守護神、マガダ国王舎城大王、天竺北方の九相国王、須弥山中腹の豊饒国武塔天王の王子、蘇民将来説話の武塔天神と同一視されてきたが、異論も多い。
☆ちなみに、サンスクリット語では牝牛をゴーと言い、やまと言葉では頭をアタマと発音する故、牛頭(ごず)天王の名は仏陀ゴータマと呼ぶに等しい。
広峰神社にまつわる縁起は、「当社の白幣山山頂に鎮座する元宮、吉備社と荒社の間の磐座に牛頭天王が天降ってきた」と伝える。八坂神社の東北、知恩院黒門前の三叉路真ん中に鎮座する瓜生石(二㍍四方)なる磐座も、祇園精舎守護神の牛頭天王が降り立った処とされる。
⑤筆者は、牛頭天王=天竺マガダ国大王=天台山山王=大穴持、素戔嗚は彼の後任者と確信しているが、敵対する神社仏閣を片っ端から焼き払った織田信長〔素戔嗚を祀る剣神社(福井県越前町)の神官子孫〕は、素戔嗚を牛頭天王として崇拝したり、自ら神と語るなどしていた。
いずれにせよ、角をあしらう兜を被った内外の御仁に一礼して敬意を表し、御利益も期待しつつ、
      根清浄 六根清浄   真実一路の旅なれど、真実鈴振り思い出す

閲覧数232 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2020/06/16 07:47
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