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2020年06月23日(火) 
〔ミトラ教〕、牛の角を生やした太陽神の女神ミトラは、シュメル神話に出てくるメソポタミア生まれで雄牛の角をもつ王冠をかぶった太陽神アン(天の神)の流れを汲むらしい。
☆前三○○○年代、太陽神アンは救世主、契約を司る神として、メソポタミアやオリエントで崇められ、後にヘブライ社会、ギリシャ・インド・キリスト圏に姿形を変えて広まった。
☆皇室の紋章である十六八重菊花紋は、シュメルの太陽神アンの象徴、あるいは世界最古の文明を築いたシュメル王朝の王家や王が用いてきた紋章に酷似しているという。
カナン(ヨルダン川西方)人が高位の神として崇めた牛の頭を持つバール神(嵐の神・慈雨の神)も、ミトラ神に由来するらしい。ギリシャ神話では、四頭立て馬車に乗って天空を駆ける太陽神ヘリオスとして登場し、聖鳥に見立てた雄鶏を自身の象徴としてきた。
☆外宮では、古来、白鶏が神鶏として放し飼いされてきた。
インド神話におけるミトラ神は、契約の守護神、契約で結ばれた盟友を意味した。毎年六月の一カ月間、太陽の戦車に乗って天空を駆けながら契約を祝福する一方、ヴァルナ神(天空の神、司法神、水神)が契約履行を四六時中監視して、破った者に対して罰を与えた。
仏教でも、観音菩薩(救世菩薩)や弥勒菩薩の救世主的な神格は、ミトラ神から受け継いだとされる。祇園精舎守護神で、頭に牛の角を生やした牛頭天王の神格も、ミトラ神に由来する。
キリスト教における救済的な神話、洗礼・聖餐などの儀礼も、ミトラ教に由来するものだ。
一~四世紀のローマ帝政下では、ミトラ教由来の男神ミトラスが守護神として崇拝され、後発のキリスト教を抑えて隆盛したが、次第に反目して潰しあった。結果、キリスト教が勝利した印しとして、ミトラス教の救済的な神話、洗礼・聖餐の儀礼、12月25日の生誕祭を踏襲してきた。
☆ミトラス神は、洞窟内で手に松明を持って成人姿で生まれた、岩から生まれたと伝わる。
☆加賀神社(松江市)の縁起、「天照大神の生所とするために、加賀の潜戸と名づけたり」
〔ゾロアスター教について補足〕、前一二○○年頃にペルシャで興った善悪二元論的な教義を唱えた宗教で、光明神(善神)を最高神とし、その象徴としての火を崇拝してきた。そのため、信者たちは教祖が点火して以来、絶え間なく燃え続ける火に向かって礼拝した。
経典「アベスター」によると、この世は、善神アフラ・マズダ(生命、光、真理の象徴)派と大魔王アンラ・マンユ(死・闇、虚偽の象徴)派の二勢力が対峙して争う場であるという。
経典では、理想の結婚形態として、自分の親や子、兄弟姉妹と交わる近親婚を最大の美徳として説く一方、古来の風葬や鳥葬を尊んできた。
アフラ・マズダに対する信仰は、前六世紀に興るアケメネス朝ペルシャ帝国の王家や王国を支える人々からも熱烈に支持され、前三世紀に成立するパルティア国(アルケサス朝)に引き継がれた。その後、ペルシャ商人の活発な交易活動により、中央アジアや中国に伝播した。
〔部派仏教(南伝仏教)〕、仏教に帰依したマウリヤ朝のアショーカ王は、釈迦が直弟子に教えた法(ダルマ)に基づく政治を謳い、インド全土・スリランカ・タイへの普及活動に努めた。
後に東南アジア、クシャン朝・パルティア国にも広まった。二世紀後半、パルティア国太子の安世高が漢の洛陽に来朝して漢訳した経文は、部派仏教系の阿毘達磨(アビダルマ)だった。
このようにミトラ神は、バール神、ゾロアスター教のミスラ神、ローマ帝国のミトラス神、ギリシャ神話の太陽神ヘリオス、インド神話のミトラ神、仏教の弥勒菩薩や牛頭天王に姿を変えながら世界中に広まった。我が国でも大乱前に、天竺の御仁が江南の天台山経由で飛来し、牛頭天王と称して仏法流布に努めたらしい。「宗教はミトラ教に始まる」と言っても過言ではない。
日本古来の神道も仏教もミトラ教に由来するなら、この度は太陽神の女神ミトラに敬意を表して、
     六根清浄 六根清浄   真実一路の旅なれど、真実鈴振り思い出す

閲覧数93 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2020/06/23 07:31
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