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2010年11月12日(金) 
総務省補助「地域ICT利活用ふるさと元気事業」で、兵庫県の手で伊丹に設置したデジタル・サイネージを運営するために生まれた「いたまちサイネージ協議会」。伊丹高校、関西学院大学、商店街、行政関係者、地域住民、市民団体が「伊丹を元気に!」という情熱をひとつにあわせて、昨日阪急伊丹駅の会議室で設立総会ほ迎えました。

ありがちな「動員」は役員就任予定の責任出席数名以外になし。。なんと先生から声をかけられるまでもなく、高校生がすすんで会合に参加するというモチベーションの高さでした。ひとりひとりが自発して参集し、それぞれの立場から取り組みについて活発に意見を交わしました例えば、関学のロースクールに学ぶ弁護士の卵くんが、提出された規約や契約関係の書類に目を通して専門的意見を述べれば、次の瞬間には公式文書担当になってくれます。文化振興団体に勤務する方が「映画祭」の企画を恐る恐る持ち込むと、全員がスタンディングオベーションで拍手喝采し実現に向けた協力を誓い合ったり。「前向き」というにはあまりに表現が控えめな、「協働」の姿がそこにはありました。

8年前に伊丹高校と伊丹中央サンロード商店街の間で始まった「商店街活性化プロジェクト」。高校生たちの地域社会デビューを後押ししながら、地域からの学びを社会人基礎力養成につなぐ教育プログラムでしたが、いまでは「いたみ学び合いプロジェクト」と呼称を変更するほど、伊丹にはなくてはならないものに育ちました。そしてそのプロセスによって積み上げられた成果のひとつが、この人的ネットワークであることは間違いありません。「こんないいかげんなプログラムはまちづくりとは言わない」と自称まちづくり専門家に揶揄されたこともありましたが、この「いいかげんさ」が信頼の互酬関係と緩やかなつながりを育み、眠っていたソーシャルキャピタルを可視化することに成功したのです。

こんなに楽しく愉快な設立総会は経験したことがありません。難しい理論や研究を振り回すまでもなく、かれらの中には地域づくりの哲学がしっかりと息づいているのです。総会のあとに有志で繰り出した居酒屋ではあっという間に時間が過ぎ去るくらい濃い議論が交わされ、あんなに旨い酒を飲んだのは久しぶり。この地域基盤が活性し続けていく限り、伊丹のまちづくりの進化と深化は止まらないでしょう。

(参考)いたまちサイネージ概要説明レジュメ
・既存メディアにおけるビジネスモデルの崩壊
・ローカル情報の霧散と枯渇
・地域市民メディアの現状
・総務省新三本柱
・デジタルサイネージとは
・SNSサイネージのコンセプト
・コンテンツ互酬方式
・新たなビジネスの可能性
・情報コンテンツの地産地消へ

閲覧数1,395 カテゴリ日記 投稿日時2010/11/12 09:13
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